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一人の父親として、お子さまの歯の大切さを伝えたい
「患者さまに負担の少ない治療を行う」。これが、私が診療をする上で心がけていることです。1本の歯を治療するだけでも、患者さまにかかる負担はゼロではありません。大学病院や総合病院などで歯科口腔外科の治療を行ってきた経験をもとに、リスクやトラブルのない治療をご提供できるよう努めています。
当院では、虫歯や歯周病の治療のほかに、マウスピース矯正や小児矯正、インプラントやホワイトニングなども行っています。特にお子さまの治療においては、歯科医師としての知識と、子を持つ親としての体験を踏まえて、治療・アドバイスをさせていただきたいと思っております。
医院も、仕事に向かう姿勢も、父から受け継ぎました
父が歯科医師なので、小さいころから「自分もいつかお父さんの仕事を継ぐんだな」という思いはありました。実際になってみると、自分でも気がつかないところで父の影響を受けていたことに気がつかされます。
実は、この医院も父から譲り受けたものです。父の代から来られている方も多いので、気を抜かず、これからも地域の方々に選ばれる医院であり続けたいと考えています。
歯並びが悪いと、お子さまのお口に良いことがありません
歯並びが悪いことで起こる弊害はいろいろありますが、特に口呼吸は良くないと思います。本来、人は鼻で呼吸をする生き物ですが、歯並びが悪いと口を閉じることができず、ぽかんと開いたままになってしまいます。そうすると口の中が乾いてしまい、正常に機能しなくなります。虫歯にかかりやすくなったり、口臭が強くなったりするんですね。だからこそ、それを未然に防ぐことができる矯正には、大きな意味があると思います。
小さいうちから矯正をすれば、比較的簡単に歯並びを整えることができます。お子さまの歯並びが気になり始めた親御さまには、前向きに矯正を検討していただきたいですね。
楽しんで歯磨きをすることが、お子さまの健康につながります
お子さまにとって歯磨きを楽しいものにしてあげることが大切です。最初はいやがるお子さまも多いとは思いますが、辛抱強く接してあげてください。
むしろ「ちゃんとしなきゃダメ!」とキツく叱ってしまうと、歯を磨くことがきらいになってしまう恐れがあります。あくまで楽しい思い出と歯磨きを結びつけてあげることが、お子さまのお口の健康を守ることにつながります。
手術を行うときは、患者さまが飲まれているお薬も考慮に入れます
外科処置を行う上で大切なのは、リスク回避です。例えば、親知らずを抜くときなどは、患者さまが飲まれているお薬を事前に確かめておきます。薬によっては、手術の危険性が高まってしまうこともあるからです。
このような理由から、歯科治療を行うためには歯科の分野だけではなく、全身についての知識を持っておく必要があります。だからこそ、学会などに参加して、定期的に知識をアップデートしています。
地域のニーズに応えようと、訪問歯科診療を始めました
訪問歯科診療を始めたのは、地域の方々から要望があったからです。地域密着型の医院として、そういったニーズにはできるだけ応えたいと思っています。
今後は小児矯正とインプラントをより深く追究していきたいです
今まで積み上げてきたことを大事にしつつ、新しいことにも挑戦していきたいと考えています。具体的には、小児矯正、インプラントにもっと力を入れていきたいですね。とても可能性を感じているジャンルなので、より学びを深めていきたいと思います。